本の感想【ひとりぐらしもプロの域】カマタミワ著

こんにちは。




AMAZONの内容紹介から一部転載

アメブロで超絶人気! 
『半径3メートルのカオス』の著者カマタミワによる待望の初書籍! ! 

お風呂上りは干してあるパンツを「収穫」してそのまま履き、
渾身のつまみ、酒、DVDを用意して一人映画祭を執り行う。
スーパーの半額タイムでは、恋愛でも出ない勢いの
アドレナリンを大噴出。

これはエッセイコミックです。

私は実家→実家から会社通い→在宅仕事→結婚

という流れで生活してきたので、ひとり暮らしの経験がなく、

「プロの域のひとり暮らし」ってどんな感じなんだろう、と興味津々で購入。



結論から言いますと、ネタのアタリハズレが結構激しいけれど

全体としてはアタリの方。



コメディタッチで

ひとり暮らしの醍醐味とか不安、ザツな生活、ひとり暮らしあるあるネタ、

お金に関する話、出会いやトホホな経験・・・等描かれています。


今までなんでもない事のように思っていた事の有り難さをつくづく感じたと

あとがきで作者は語っていますが、読んでいる私も不思議と共感。

金銭感覚とかかなり違いますが・・・（借金の繰り返しをボーナスで返済等。

ゲーム内ではよく金欠になる私ですがリアルは貯金派）



絵は、ヘタウマかただの下手か微妙なライン

ギャグは時々すべっています・・・

ウケる時は爆笑ものなんですけど。

例えば

大ヒットしたらしい「どこでもいっしょ」 というペット育成ゲームで

AIと会話出来る話。

自分好みのキーワードを入力すると、大幅アレンジを加えて
反応するとか。

【エーゲ海に自動販売機が並んでるところがあるんだけど
その隙間に厚さ１センチのヒロミゴウが住んでるんだって！
ぺらぺらヒロミゴウっていう妖怪なんだって！
コワイよね？コワイよね？】

こんな感じ。（このノリが合う人ならこのコミックは面白いかと）

あまり複雑な話は出来ないようです。

ゲームですからネタ寄りな会話になっているのでしょうね、某巨大掲示板

だと、定期的にネガティブな発言を同じトーンの短い言葉で否定する

AIらしいのがいます。話し方がロボットっぽいのでよくわかります。

 

話がそれましたが、基本的に作者が豪快でポジティブシンキングなので

話が暗くならず、後味良いのが良かったです。（根は繊細な所もありそう）

元ネタのブログは見に行ってみましたが、最近はネタ切れっぽく

あまり面白くない｡｡｡

この本一冊で、十分かと。



注：
AMAZONでは「この本、読んでいないでしょ？」的、満点サクラレビューが
てんこ盛りです。過剰な期待は禁物。