【映画の感想＋追加合成いろいろ】

こんにちは。

昨日、映画を観ました。

（画像は映画.COMより転載）

多分劇場公開されても客は入らない、でもそれなりに面白いフランス映画

私は事前に内容知らずに観ました、フランス映画好きなので

解説だけ読むと、ありがちな不倫ものかと思われるかもしれませんけど
意外な程にプラトニック（一線を超えてしまった時は、やってしまったか・・・
と思ったけれど一度きり）

平凡な日常に物足りなさを感じていた男ジャンが葛藤しつつも
禁じられた恋に溺れていく様（主に精神面で）や、登場人物の演技や
セリフがリアル

ジャンが自分の高齢の父の誕生会に、惚れた女シャンボンを招いて好きな
ヴァイオリン曲を弾かせる提案した時に、シャンボンが仕方ないわねと
言わんばかりに薄く笑いながら

シャンボン「それって名案？」

多分ジャンは、自分の死期が近いと感じている父に、惚れた女の姿を
見せたかったのですね・・・子供が親に持ち物自慢するような感覚で。

誕生会でシャンボンがヴァイオリンを奏でている時に、食い入るように
見つめる夫の視線で、それと気づくが何も言わない妻アンヌ

妻が妊娠しているとわかりジャンは苦悩するけど、生まれる予定の子供の
事には無関心、女の事で頭がいっぱい

思いは徐々にエスカレートしていき、ストーカーまがいの事したり
自分の気持ちを持て余し、周囲に当り散らすジャン

学校の代理教職で各地を転々とするシャンボンは、その土地でずっと仕事を得る
またとない機会が訪れても、妻アンヌの気持ちを慮り別の土地へと去っていく

その別れに耐え切れずただ一度、寝た後

ジャン「一緒に行く」

シャンボン「できないこと、言わないの」

結局ついていかないジャン

うーん・・・

「大人の恋愛」かな？これ＾＾；

今の安定した生活や妻子を大事にしたいから諦めた、って感じが
しないのよね・・・踏ん切りつかなかっただけに思える

映画.COMの解説、時々観ないで書いているのじゃないかと思う
時がある；

この脚本と監督担当したのが男性と知って驚いたと同時になるほどと
思う点もあり

シャンボンが、ジャンと会う時いつも＋子供を相手にする仕事なのに
胸の谷間を強調する襟ぐりの深い服着てるのは変。
「無防備」とレビューで書いている人がいましたが
好んでそういう服着る人を無防備とは言わないと思う。

それとこれは人によって感じ方が違うかもしれないけれど
男に行く予定だと言った店へ追いかけて来られてCD借りたいと言われたり
ドアの隙間からスッと「いつも君を思ってる」と書いた手紙を
滑り込ませられたり、留守番電話に愛のメッセージ吹き込んだりしたら
相手を愛するようになるかな？私だったらイヤだな＾＾；
粘着っぽいというかストーカーっぽくて

もし妻と別れて自分と一緒になっても、また別の女に同じ事やるんだろうな
この男は、と思うし

そのへんは考え方や感じ方個人差あるかもしれませんね、フランスという
お国柄も関係あるかも

暗転した後のラストの曲の歌詞、
最後の方翻訳間違ってると思う（或いは「意外性のあるラスト」にしたくて
意図的に変えたのか）

シャンボンは戻ってこないでしょ。そういう話でしょ？

タイトル「シャンボンの背中」でしょ

戻ってきたら、今まで築き上げてきた話がぶち壊し