【春くじ三日目と本の感想】
こんにちは。
本の感想です
このところ好んで読んでいる作家、佐藤優の「交渉術」
この本の中での著者を例えると
「誠実に(基本的に)正しい生き方をしていて周囲からの信頼厚い
滅私奉公型(本人曰く)の「インテリジェンス」大好きな外交官だった」
と自称しているけれど
温和な笑みと知的な印象「インテリジェンス(バリアであり武器である)」のそと面で、
くるっと後ろを向くとデカデカと
「嘘つき(・∀・)」
と背中に張り紙してあるような人です
ネタ目線でツッコミ入れつつ読むとものすごく笑えるんですが、
ちょっと真面目に感想書きますと・・・
彼は「須賀敦子全集」を読んでいたそうですが、この「交渉術」とは
名ばかりの、回想録めいた政界の暴露本は彼女を意識して
書かれたものだと思うのです
須賀敦子をご存知ない方の為に簡単に説明しますと
彼女はエッセイストで、教養豊かでお嬢様育ちでありながら
野生児のような思考の自由さを持ち、イタリア人と結婚+在住が長く
かの国で接した人々との思い出を微に入り細に入りの
リアリティ溢れる描写で綴った類まれなる筆力の持ち主なのですが
彼女の姿勢は「対象をそれ以上にも以下にも書かない」
事に徹していて、記憶の一部にいろいろな肉付けをして実在感を
持たせていながら「嘘臭さ」を感じさせず、小説のような虚構性を
持ちつつ説得力のある文章書いていた訳ですが
佐藤優はそれと似たような事を「交渉術」の中で
「政界回想録」という形でやろうとしたのではないかと
残念ながら彼女の域には到達せず、失敗していると思います
しかも問題なのは
「対象をそれ以上にも以下にも書いて」「インテリジェンス(情報)を
操っているらしい事」です
鈴木宗男が「実はいい人だった」とか誰が信じるんじゃ
ロシア語堪能でなければ理解出来ないという外交エピソードの数々や
佐藤優とごく一部の人々(故人が多い)しか知りえない「真実」は、
一般読者にはどこからどこまでが本当で、そうではないのかの
線引きが困難です
つまり
本当の事が読み手に分からないのをいい事に、嘘つきまくる事も
出来る
という事です
「自分の記憶力は人並み程度」「過去の記録は特にとっていない」
と言いながら、時間とか場所とか相手の言葉や様子とか詳細を
書きすぎていて不自然極まりない
本文で多用される「インテリジェンス」という言葉に惑わされると
「もっともらしい嘘」に騙されるのではないかと思います
それに冒頭では神相手の人間の代表:預言者の交渉術が
「全戦全勝」の例えを用いながら
後書きで「(自分の企ては)すべて失敗した」と書いています
それで本のタイトルが「交渉術」とはなんのこっちゃ・・・
これは、ノウハウ本としては役に立たないし
「政界をネタにした創作めいた回想録」
として楽しむのがいいと思います
そういう意味では読みやすくて楽しめる本です
トンンデモエピソードの数々や、作者のナルシストっぷりが半端なくて笑えるし、
言ってる事に矛盾が多くてツッコミ甲斐があるし
政界を、作者が「脳を休める時に読む、動物モノの本」をヒントに動物園に
例えているようで、政治家の生態を猿やアルマジロや猛禽類等に例えて
いるのは笑えました
何度も書きますが、作者が「嘘つき」という事を念頭に置いて
ネタ本として読めば佐藤優は最高に面白い作家です。
******************
春くじ三日目
67+68鯖
1-32鯖(サブ1)
33-56鯖(メイン)
本城主
影城主
今日の結果は、メインの本城主が微妙ですが後はまぁ良かったかな
戦国IXA(イクサ)ランキング
記載されている会社名・製品名・システム名などは、 各社の商標、または登録商標です。
本の感想です
外交官として北方領土交渉の第一線で活躍した著者が、
実体験をもとにインテリジェンスの技法を明かす。
各国のスパイが繰り広げるカネやセックスを用いた交渉術、
霞が関官僚と政治家の交渉術、国家間の交渉に臨む首相や
大統領の孤独―メモワールとして読んで面白く、ビジネスマンの
実用書としても役に立つ、第一級の教科書。
(AMAZONの商品説明より)
このところ好んで読んでいる作家、佐藤優の「交渉術」
この本の中での著者を例えると
「誠実に(基本的に)正しい生き方をしていて周囲からの信頼厚い
滅私奉公型(本人曰く)の「インテリジェンス」大好きな外交官だった」
と自称しているけれど
温和な笑みと知的な印象「インテリジェンス(バリアであり武器である)」のそと面で、
くるっと後ろを向くとデカデカと
「嘘つき(・∀・)」
と背中に張り紙してあるような人です
ネタ目線でツッコミ入れつつ読むとものすごく笑えるんですが、
ちょっと真面目に感想書きますと・・・
彼は「須賀敦子全集」を読んでいたそうですが、この「交渉術」とは
名ばかりの、回想録めいた政界の暴露本は彼女を意識して
書かれたものだと思うのです
須賀敦子をご存知ない方の為に簡単に説明しますと
彼女はエッセイストで、教養豊かでお嬢様育ちでありながら
野生児のような思考の自由さを持ち、イタリア人と結婚+在住が長く
かの国で接した人々との思い出を微に入り細に入りの
リアリティ溢れる描写で綴った類まれなる筆力の持ち主なのですが
彼女の姿勢は「対象をそれ以上にも以下にも書かない」
事に徹していて、記憶の一部にいろいろな肉付けをして実在感を
持たせていながら「嘘臭さ」を感じさせず、小説のような虚構性を
持ちつつ説得力のある文章書いていた訳ですが
佐藤優はそれと似たような事を「交渉術」の中で
「政界回想録」という形でやろうとしたのではないかと
残念ながら彼女の域には到達せず、失敗していると思います
しかも問題なのは
「対象をそれ以上にも以下にも書いて」「インテリジェンス(情報)を
操っているらしい事」です
鈴木宗男が「実はいい人だった」とか誰が信じるんじゃ
ロシア語堪能でなければ理解出来ないという外交エピソードの数々や
佐藤優とごく一部の人々(故人が多い)しか知りえない「真実」は、
一般読者にはどこからどこまでが本当で、そうではないのかの
線引きが困難です
つまり
本当の事が読み手に分からないのをいい事に、嘘つきまくる事も
出来る
という事です
「自分の記憶力は人並み程度」「過去の記録は特にとっていない」
と言いながら、時間とか場所とか相手の言葉や様子とか詳細を
書きすぎていて不自然極まりない
本文で多用される「インテリジェンス」という言葉に惑わされると
「もっともらしい嘘」に騙されるのではないかと思います
それに冒頭では神相手の人間の代表:預言者の交渉術が
「全戦全勝」の例えを用いながら
後書きで「(自分の企ては)すべて失敗した」と書いています
それで本のタイトルが「交渉術」とはなんのこっちゃ・・・
これは、ノウハウ本としては役に立たないし
「政界をネタにした創作めいた回想録」
として楽しむのがいいと思います
そういう意味では読みやすくて楽しめる本です
トンンデモエピソードの数々や、作者のナルシストっぷりが半端なくて笑えるし、
言ってる事に矛盾が多くてツッコミ甲斐があるし
政界を、作者が「脳を休める時に読む、動物モノの本」をヒントに動物園に
例えているようで、政治家の生態を猿やアルマジロや猛禽類等に例えて
いるのは笑えました
何度も書きますが、作者が「嘘つき」という事を念頭に置いて
ネタ本として読めば佐藤優は最高に面白い作家です。
******************
春くじ三日目
67+68鯖
1-32鯖(サブ1)
33-56鯖(メイン)
本城主
影城主
今日の結果は、メインの本城主が微妙ですが後はまぁ良かったかな
戦国IXA(イクサ)ランキング
記載されている会社名・製品名・システム名などは、 各社の商標、または登録商標です。
Copyright c 2010, 2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.