【本の感想】
こんにちは。
最近読んだ本
【紳士協定~私のイギリス物語】佐藤優著
外交官となった若かりし頃の佐藤優(26歳)が、一年余りのイギリス滞在で
日本と異なる様々な文化に触れた感想やホームステイ先の12歳の少年グレン
との友情について綴る
・・・話という事になっているのですがまぁ、いつものマサルちゃん(と
我が家では呼んでいます)節全開で、とても楽しく読めます
真面目なレビューはAMAZONのサクラっぽいのよりも、この本の
巻末の解説の方が、的を射ていると思います(皮肉混じりですが)
ので、そちらをご覧下さい
私は私なりの視点で書きます
イギリス料理が不味いというのはよく知られている事ですが
どんな風に不味いのかの描写がとても上手いです
食欲なくなる事請け合い
料理がどんなに美味しいか、という描写はよく見かけますが如何に
不味いのかという丁寧な描写は珍しい
「気持ち悪い」「気持ち悪い」の連発で、そこまで否定しなくても・・・と
思ってしまった^^;
レストランのお薦めメニューがゆで卵にマヨネーズ盛っただけとか
茹でた海老にドレッシングかけただけとか、
「なるべく素材そのままでシンプルな料理」とか・・・そんなのお金払って
食べるものじゃないやんw(と思いますが、さすがに今は改善されつつ
あるという話を国擬人化漫画「ヘタリア」で知りました)
彼は
「食事は文化」
と言い、「日本料理を食べて学校の友達に自慢したい」と言うグレンに
「日本料理の話をしても「変なモノ食べた」と思われるだけだから、
コリアン・バーベキュー(韓国風焼肉)がお薦め」
と言うのですよ
韓国風焼肉は食(文化)が貧しいイギリスで自慢できる「文化」だそうです
凄いですね・・・w
グレンを子供扱いしない、一人前の大人として接すると言いながら
(それが「紳士協定」だそうです、イギリスは紳士の国ですからね・・・
協定作ったのも破ったのもマサルちゃんですがね)
グレンに「僕は、ひとりでも退屈しないよ」
親からは「とてもよく(グレンの)面倒をみていただいて」
とやんわりと拒絶されても、
勉強の出来る(でもグラマー・スクールでは中より下らしい)グレンに
子供の頃の自分を重ねて思い入れ、まとわりつく26歳の外交官マサルちゃん
(本人曰く、何かに思い入れすると、過剰にのめり込むタイプなのだとか)
いつもの彼の本の如く
「どういう事なの?(´・ω・`)」
「何故なの?(´・ω・`)」
という質問攻めのグレン達に、断定的に答えるマサルちゃんや他の人々
哲学にハマる人にありがちな、自問自答スタイルですね
(私は「分身の術」と呼んでいますw)
外交官らしい、文化の交流は、あまり感じられない話ですが
(12歳のグレンと一緒に行ける場所で子供に教えてもらう事が主なので)
マサルちゃんがグレンに言った言葉には笑いました
「世の中には2種類の人間がいて
何もない所からものを創りだす事が出来る人間と
何も創れないけど分析・評価する能力を持った人間がいます」
そうか~??
分析・評価するのって、「芸」になっている人(評論家等の一部)を除いて
才能なんて要らないと思ったけれど、何も創れない人の能力
なのですかね?
「個性が無いのが個性」
とかほざいたNHK並みの爆弾発言w
私は全く納得出来ないのですが、他にも
「日本人は、ひとりだといい人でも、群れると残虐になる」とか
変な価値観子供に植え付けないで欲しいわホント
彼が「武器」と言う、「インテリジェンス」に目くらまし食らうと
根本的に大事な事を見逃してしまうと思う
武器持って鎧つけてても、足元見たら、裸足ですよこの人
小学生でも読める、読みやすさは貴重だと思うのですけど
彼の本は、真に受けずにネタ本として読むのがいいと私は思います
そういう視点で見るなら、とても面白い作家です
後、多くの人がレビューで指摘していますが
いつも本の内容とタイトルが合っていなくて「タイトル詐欺」
みたいな所はどうにかならないものでしょうか?
・・・そういう所にこの作者の「本質」が、現れている印象受けるの
ですけどね私は。
書評・レビューランキング
最近読んだ本
【紳士協定~私のイギリス物語】佐藤優著
外交官となった若かりし頃の佐藤優(26歳)が、一年余りのイギリス滞在で
日本と異なる様々な文化に触れた感想やホームステイ先の12歳の少年グレン
との友情について綴る
・・・話という事になっているのですがまぁ、いつものマサルちゃん(と
我が家では呼んでいます)節全開で、とても楽しく読めます
真面目なレビューはAMAZONのサクラっぽいのよりも、この本の
巻末の解説の方が、的を射ていると思います(皮肉混じりですが)
ので、そちらをご覧下さい
私は私なりの視点で書きます
イギリス料理が不味いというのはよく知られている事ですが
どんな風に不味いのかの描写がとても上手いです
食欲なくなる事請け合い
料理がどんなに美味しいか、という描写はよく見かけますが如何に
不味いのかという丁寧な描写は珍しい
「気持ち悪い」「気持ち悪い」の連発で、そこまで否定しなくても・・・と
思ってしまった^^;
レストランのお薦めメニューがゆで卵にマヨネーズ盛っただけとか
茹でた海老にドレッシングかけただけとか、
「なるべく素材そのままでシンプルな料理」とか・・・そんなのお金払って
食べるものじゃないやんw(と思いますが、さすがに今は改善されつつ
あるという話を国擬人化漫画「ヘタリア」で知りました)
彼は
「食事は文化」
と言い、「日本料理を食べて学校の友達に自慢したい」と言うグレンに
「日本料理の話をしても「変なモノ食べた」と思われるだけだから、
コリアン・バーベキュー(韓国風焼肉)がお薦め」
と言うのですよ
韓国風焼肉は食(文化)が貧しいイギリスで自慢できる「文化」だそうです
凄いですね・・・w
グレンを子供扱いしない、一人前の大人として接すると言いながら
(それが「紳士協定」だそうです、イギリスは紳士の国ですからね・・・
協定作ったのも破ったのもマサルちゃんですがね)
グレンに「僕は、ひとりでも退屈しないよ」
親からは「とてもよく(グレンの)面倒をみていただいて」
とやんわりと拒絶されても、
勉強の出来る(でもグラマー・スクールでは中より下らしい)グレンに
子供の頃の自分を重ねて思い入れ、まとわりつく26歳の外交官マサルちゃん
(本人曰く、何かに思い入れすると、過剰にのめり込むタイプなのだとか)
いつもの彼の本の如く
「どういう事なの?(´・ω・`)」
「何故なの?(´・ω・`)」
という質問攻めのグレン達に、断定的に答えるマサルちゃんや他の人々
哲学にハマる人にありがちな、自問自答スタイルですね
(私は「分身の術」と呼んでいますw)
外交官らしい、文化の交流は、あまり感じられない話ですが
(12歳のグレンと一緒に行ける場所で子供に教えてもらう事が主なので)
マサルちゃんがグレンに言った言葉には笑いました
「世の中には2種類の人間がいて
何もない所からものを創りだす事が出来る人間と
何も創れないけど分析・評価する能力を持った人間がいます」
そうか~??
分析・評価するのって、「芸」になっている人(評論家等の一部)を除いて
才能なんて要らないと思ったけれど、何も創れない人の能力
なのですかね?
「個性が無いのが個性」
とかほざいたNHK並みの爆弾発言w
私は全く納得出来ないのですが、他にも
「日本人は、ひとりだといい人でも、群れると残虐になる」とか
変な価値観子供に植え付けないで欲しいわホント
彼が「武器」と言う、「インテリジェンス」に目くらまし食らうと
根本的に大事な事を見逃してしまうと思う
武器持って鎧つけてても、足元見たら、裸足ですよこの人
小学生でも読める、読みやすさは貴重だと思うのですけど
彼の本は、真に受けずにネタ本として読むのがいいと私は思います
そういう視点で見るなら、とても面白い作家です
後、多くの人がレビューで指摘していますが
いつも本の内容とタイトルが合っていなくて「タイトル詐欺」
みたいな所はどうにかならないものでしょうか?
・・・そういう所にこの作者の「本質」が、現れている印象受けるの
ですけどね私は。
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