【取引＋本の話そのニ】

こんにちは。

昨日届いた鹿島茂の「パリ五段活用」読んでいたら

昔のパリはベルサイユ宮殿ですらトイレがほとんど無くてアンモニア臭
（おしっこの匂い）が漂い、街中も汚くてうんこ山盛りw知っていたけど( ﾟ∀ﾟ)ｱﾊﾊ

夫の親の介護をしていた時、お下の世話もしていたし、夫の父は前立腺の
病気で体に器具をつけていたけど、おしっこ垂れ流しながら家の中
歩き回っていたので夫の実家（隣の家）に入ると、強烈なアンモニア臭
漂っていたのを思い出しました

パリの話。

疫病がそういう不衛生感から感染しやすいとして一時清潔教に180度転換

そのへんの本文からの抜粋

「この「社会的垢落とし」で特徴的なことは
肉体の清潔と心の清潔が完全に同一視され
体の清潔な無臭の人間は心も清らかで秩序を重んじ
責任感のある態度をとるのに対し

不潔な体の臭い人間は、心がよこしまで反抗的な態度をとり
革命を企てると考えられたことである」

NHKだったか

「部屋の汚れは心の汚れ！」

とかいう標語みたいな言葉をドヤ顔で言っていたアナウンサーを
思い出しました

体や部屋の汚れと心の汚れって関係ないと私は思うのね

狂信者みたいに掃除！掃除！ゴミゴミ言ってるどこかのカルト宗教の実態、
よく知っているのでね

部屋がちょっと汚れてきたなと思ったら掃除する

気分はスッキリ、家事の効率も良くなり仕事も捗る

空気感染する疫病対策にも有効

でもそれだけの事　生まれ変わったように心が清らかに美しくなる訳ではない

子供の頃ペット飼っていて、私が世話していたけど生き物は「可愛い」
だけでなく「匂う」のが普通です。上記したように介護も綺麗事ではないし。

赤ちゃんや老人に、白くて匂いのしないうんこが出るような錠剤飲ませるとか
いう話を聞いた事があるけれど、便の状態知らないとその人の体調とか
わからないんですよ、
人を何だと思っているのか

人の心も同じ

綺麗なモノだけで成り立つ訳が無いし、それを目指すのは何かおかしい

綺麗なモノだけ追い求めようとすると、心がバランス求めて絶え間無い
破壊衝動に追い立てられるような気がする（例えば「掃除」という名目で）

鹿島茂がこの抜粋の文章の後、アンモニア臭漂うベルサイユ宮の方が
個人的には好ましいと書いていて、同感と思いちょっとホッとしました

私、別に汚部屋に住んでいる訳ではないし、芳香剤好きですけどね・・・w

マリ・アントワネットがフランス革命時に

「パンが無ければお菓子（ケーキ）を食べればいいじゃない」

と言ったというのが定説のようになっているけれどあれは
「嘘」だという話も面白かった。当時のフランスで砂糖は安価だったそうです

本場フランスのレストランのフランス料理の8割は、日本人が食べると「不味い」
と思うだろうという話も興味深い（でもフランス人自身は、自分の階層に合った
食事をしている中でそれぞれ美味しいと思っていて、実に美味しそうに食事を
するのだとか。対してイギリス人は「死なないために」仕方なく不味いものを
不味そうに食べるとかw）

お洒落で華やかな見た目と現実とのギャップが、如何にも人間くさくて
面白い国なのよねフランスって。

*******************

今朝の取引

70鯖

607to70